忘れられないご友人のスピーチ
スピーチの秘訣
はじめに、全体に質問を投げかける
「みなさん、あの、ちょっと聞きたいんですけど、これまでテストで『0点』とったことある人いますか?」
はじめ、シーンとしていた会場に、「実はありまーす」と手をあげてくれた人がいました。
質問したことには、必ず応える
「いや、いるもんですねー、俺、自分以外に『0点』とったやつ知らないから・・・嬉しいです。」
と。前置きしたあと・・・
対象人物を落としながらあげる オチの前に十分「間」をとる
「実は新郎の●●くんとは、高校2年の時、同じクラスになったんですけど、俺、成績悪くて、数学『0点』とって、追試でも赤点で、再追試で合格点取れないと、3年に進学できないっていう状態だったんですよ。そんな俺に、●●は付き合ってくれまして、こう見えて、教え方メチャクチャうまいんですよね、再追試で、俺【のあと十分すぎる間をとっていました】・・・・・・・・・・・・ 100点とったんですよー」(オーと会場から拍手喝采が起こりました)
対象人物を素直にわかりやすく褒める
話はこれで終わらなくて、この進級試験から、3年の卒業試験までお世話になりっぱなしで、俺なんとか、卒業できました。
●●は、今でも教え方うまいとは自分では思ってないと思うし、俺がこんなに恩を感じてることもわかっていないと思います。そういう、ほんと、目立たないけど、すごい人を思いやれるいい奴なんです。ほんと、●●だけが見捨てなかったんですよ、俺のこと・・・。▲▲(新婦の名前)さん、なんかわからないことがあったら、聞いて見てください。すごくわかりやすく教えてくれますから。・・・どうぞ、お幸せに」
自然な表情で
決して、話が流暢だったわけでもありません。
むしろ言葉につまりながらのスピーチでした。
会場に『0点』とったと手をあげてくれた人がいたときの、なんとも言えない表情も、
ちょっぴり涙目で高校時代を思い出しているような遠い目にも、
会場のみんなの心がきゅんと動いたのがわかりました。
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