ジェロトーク体験
デパ地下に大音量で響き渡る声
あるデパートの地下食品売り場で、年の頃、80代前後のおばあちゃまに対して、
店員さんが、かなり大きな声で話しかけていました。
それでも、おばあちゃまが何度も聞きかえすたびに、店員さんの声はどんどん大きくなっていきました。
音を言葉として認識する仕組み
音は、空気の振動が耳の鼓膜に伝わって生まれます。そして鼓膜には、「蝸牛(かぎゅう)」という器官があって、
その蝸牛の中の「毛」が揺れることで、音を言葉として、人は認識できるのだそうです。
ところが、高齢になると、その「毛」が抜けることで、聞こえにくくなるんだそうです。
逆に毛が抜けていない若者には、若者にしか聞こえない音(モスキートーン)があるそうです。
毛が抜けていないイメージ(左)/ 毛が抜けているイメージ(右)
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シニアに伝わりやすい声
高齢になると、小さい音は聞こえにくく、大きい音はうるさく
また早口で高い音は聞き取りづらいそうですね。
つまり、「やや」大きめの声で、「ゆっくり はっきり」低い声で話すのがポイントです。
デパートの店員さんは、良かれと思って、逆パターンに陥っていたわけですね。
音色を変えて話すシニアとの会話/ジェロトーク体験
年齢と共に、高かった声が低くなったり、高音が出にくくなったりしているのは、私自身感じてきましたが、いざ「聞こえ方」までは、あまり意識をむけていませんでした。
声は聞こえてこそ、伝わってこそ。
高齢の方のお話は、宝箱を開くように面白いことも多いです。こちらから、色んなお話を伺いたい時には、
自分の声を聞き安い音色に、変換していきましょう。
ところで、ジェロトークってご存知でしょうか?シニアの聞こえ方を知る手助けになるツールです。
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